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ニッペルフ

エロ本を売り始めてから3か月目の評価

( 20170808の記事)

 何とはなしに始めた計画も販売開始から3か月経過したので、いったん自己評価をしてみようと思う(20170502販売開始)。  まったくのデータなしの状態からの情報集めと試行錯誤からなのでなかなか難しいと思っていたが、年間売り上げ100DLを目標として始めた計画としてはまずまずのできかなぁと思う。この辺の各ポイントについて今回まとめて書いてみた。




売り上げ


 目標100DLに対して、8月6日時点で77DL 77%目標達成

 目標数に関しては他の作品群のDL数が0から10万~までいて自分のレベルでの販売数可能性が全く不明だった。そこで手始めとしてきりのいい数字ということと平均的な年間販売数(平均値でなく中央値)が150前後と予想したので、100DLを目標と設定とした。  当初まったく宣伝せず、また知名度も全くない状態からの開始なので、商品の質がいくら上等でも(自分が上等とは言えない)かなりうまいやり方をしないと、厳しいものがあるということはわかっていた。  また、販売サイトの売り上げ傾向を眺めていると、おそらく広告にかなりの投資をしているグループと有名・優遇グループを除いてほぼすべての販売グループの作品が初週以外伸びないことが分かっていたので、販売推移として初週に20DL程度で何らかの行動を起こさないとそれ以降全く伸びない、初週で全売り上げの80%くらいを予想していた。 しかし実際は

1か月目 58 初週 39 2か月目 12  3か月目 7

という形になり、初週の売り上げが予想の倍で、その割合も約50%となり、予想を超える結果となった。手探りで始めたにしてはかなりいい運び出しだと思う。  この結果については、下記に行った宣伝活動の効果だったと思うし、知り合いの方の援助などがあって初めてなされたことだと思う。



評価


 購入していただいた方からのフィードバックはこれからの活動の中で非常に重要な要素だと思う。こういった同人活動に疎い自分としては、エロにおける自分の立ち位置がよくわからないので、特にありがたい。  

 評価には5点中何点というものと、コメント記入がある。

 

3か月時点で 3.7点/5点(17回の評価) で コメントが1件

 

 DMMからはほとんど反応はなく、DLSITEからの評価がほどんどであった。そういった点からDLSITEはエロというか同人活動に理解が深い方が多く、より横のつながりのあるサイトと推察される。

 さて、評価としては他の作品群と比較するとあまりよくないものだと思う。特に1点が2件、2点が1件あり、この3件の評価でかなり平均点を押し下げていることが分かった。この評価は初週以外の販売1か月目(正確には追っていなかった)でされいたようで、わざわざ探して購入された方、いわば玄人の評価なので注目してみた。  これについては推察するに「エロとして使えなかった」「内容に不満」ではないかと思う。これは作品の量としては100ページ以上あり、ある程度の画質が作品全編にわたって維持されているので、純粋に購入者の嗜好に合わない。つまり、間違って買ってしまった可能性がある。  こういったミスマッチは購入検討用のホームページを作って以降の購入者(19DL)では見られず、むしろ好評であったので、内容説明の不備の解消と販売サイトの特性(いわゆる萌え系の作品が多い)を考えての活動をしないといけないことを考えさせられた。



作品内容

1、お話に関して  今回の「堕ちた魔女」の作成に関しては何回も内容修正、削りを行った。そのため、内容に関して起承転結があいまいになったり、できたものはセクションごとに絵の大きさが違ったり、これはジャンルとしてCG絵でいいのか?という疑問の元で、販売を開始したのでお世辞にも上出来とは言えない。  また、エロ文章、煽りとしても弱く抜きどころがパシッとある差分絵のように抜き特化や、読んでドキドキするエロい漫画のようにはならずよく言えば独特で、悪く言えば中途半端な構成となっていると読み返して思った。

2、絵に関して  この点は及第点ではないだろうか?デッサンのバランスとしても塗り込みとしても他作品と遜色はないと思う。大きく裸の肢体をなるべくエロくかき、表情を豊かにすることを一応の目標としたので、まずまずだと思う。  ただそれは一枚ごとの「1枚絵」としてみた場合で、漫画、CG絵としてみた場合は明暗の差が大きすぎて見にくいと思う。また、書き込みすぎていてコマごとの視点移動がしにくいというか1コマずつ目に引っかかる印象がある。  差分絵のように部分的に画像を変更するやり方はこのような視点変更を極力抑えることでストレスなく絵を眺め続けられるし、漫画に関してはベルセルクのような例外も多々あるが、絵の「質」というよりも「動き」に重点を置いている傾向がある。  その点を踏まえて今作のプレイへの流れがカクカクする流れをもう少しスムースにすることが「エロ漫画」としての改善点となると思う。

3、テーマに関して  今作ではプレイにテーマを絞った。初期プロットでは戦闘とか、ゴブリンも含めた心情変化なども考えていたが、全部作ると500ページの大作(長いだけの凡作)になる可能性が非常に高かったので、ほとんど「行為」それ自体がテーマと言っていい。  さて、それを読者視点で見返してみると「弱い」。差分絵のように好きなところを見てちんちんシュッシュッとはならないし、面白いエロ漫画のどうなってしまうのといった読み進めたいという感じにはならない。  初期プロットを抜き出しただけでなく、再度テーマをしっかり作らなかったことが良くない点だと思う。また、大きなテーマグループ(版権創作や、スカトロや脚フェチなどの特定客がいるテーマ)に入らず、どの程度売れるかを試したので、他作品のエロさやキャラの連想をつなぐことができない分、作品内だけで魅力を出す必要があったが、強烈な個性とまではなっていない。この点は次回に引き続く重要な点だと思う。

4、キャラに関して  女魔法使いとゴブリンが登場するが、もっとキャラ付けを強くしてもよかったと思う。魔法要素もそれなりに入れたが、もっととんでもアイテムやプレイがあった方がよかったのかもしれない。  発想の貧弱さを露呈したというより、もっと極端な性格やそれに伴う言葉使いの方が話を盛り上げやすいのだと感じた。  エロにおいて行為に持ち込むまでがドキドキを高める重要なスパイスなのだから、どうしてエロくなるをもうちょっと説明したほうが良かった。この辺はキャラ設定というより、構成の失敗かもしれない。


宣伝


 上記(項目 売り上げ)で述べたように、初週の売り上げをほとんど期待しておらず、テーマ的な長期ブーストがない状態では、自分が何らかのCMを打っていかないと誰もいない広場の片隅で腐りかけの肉を売るようなものなので、ある程度の宣伝活動は当然必要だと思っていた。  ただ、なるべく金を掛けずに(赤が出たら元も子もない)どうやったらネット上でこういった作品に興味を持つ方々にピンポイントでアタックできるのか全く分からなかった。 SEOから販売サイトのトラフィックbounce rateを調べたり、アフィリテーについていくらか検討、SNS活用も考えてみたが、結局のところそれを維持するための金と時間が必要となり、作品数が極めて少ない状態ではこれらを利用してもあまり効果がないという結論に至った。  また、大々的にこれを行った際、問題のある人間やパクリにあった場合どの程度対応するかの安全策もわからないので、ちょっと二の足を踏んでしまったことは確かだと思う。 そんな中で行った活動としては、

広告という形で、各サイトに作品の一部の絵を乗せてハイパーリンクからの誘導 ギャラリーサイトの開設による商品吟味の場の作成

という2点についてやることにした。条件として、あまり維持に時間をかけないことだったので、この辺がギリギリの線かな?と思う。 SNS活動に関しては、どこまで幅広く行えばどの程度の利益と危険性があるかがサイトによって著しく異なるので、

Twitter:純粋にエロなし、エロ絵を淡々と表示し続け、問題発生時の対応場所にする。 Pixiv:途中からIDを分けて、エロなし交流用とエロ広告用にして活動する。 他サイト:R15程度までOkなサイトはOKな絵を投稿、リンクの誘導はしない。 エロ×のサイト:一切タッチしない。 FacebookInstagramなど大手:規制が不透明なので使わない。

ということにした。  同じような広告絵をいくつかのサイトにまいたわけだが、トータルとして6000ビュー程度を稼ぐことができた。誘導の効果を考えると、インプレスに対して誘導率が0.7%前後で購入までは0.5%程度であったので、バナー広告などのお金を払ったものと比べても、まずまずの成績だと思う。  Pixivのエロ側のIDが現在ほとんどログイン自体していないが、今後は作品誘導も考えたちょっとしたエロ絵の投稿を行うことで、利益化する必要があるのかもしれない。

 以上が4半期経過後の評価となる。

 次作も少しずつ作っているが、6月再開で現在2か月経過で半分くらいの完成となった。作成効率も上がって、とっかかりの情報も取ることができた。上記の検証も含めて、販売から広告までもう少し楽に行動できると思うが、まだまだ不透明なところもたくさんあるので、一歩一歩というところだと思う。

はー、ボタン押したら札束降ってこないかな(笑)



新作販売中


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